床 下 土 風
YUKASHITATSUCHIKAZE
(宇和島駅到着直前の「特急宇和海」からの景色です。)
背景 宇和島駅間近になると、緑深い丸山を借景とした自然豊かな景色と調和した景色として車窓から眺めることができます。
この景色の中にある扇形車庫は日本全国でもわずか11カ所の中の一つ、そして四国で唯一であり、緑豊かな敷地に建つその内部は陰影が特に美しい空間です。しかしこれら長年使用されていなかった遊閑地と老朽化建物は処分の対象となり、更地化する計画が持ち上がりました。
地元にこの自然豊かな土地と歴史的にも意義深い景色を残すことを、国鉄時代には親しまれていたこの場所を地元の人たちの日常のコミュニケーションを育て、宇和島の歴史を知り、魅力的な建物空間を人々に開かれる文化事業の場とし、広い層の人々が親しみ憩う場所へと再生活用することにしました。
計画された更地化を止め、土地の歴史と先祖に思いをはせながら次世代を育てる交流を生み、憩いくつろぎ、多様な人々と個性が混ざり合う豊かな場所づくりを目指すことにしました。
引き継ぐ建物たち
扇形車庫と転車台
google earth pro
詰所と倉庫
©google earth
経緯 都市部から距離が遠く、また情報が少ない為来訪の機会につながりにくい宇和島。
ここには人々との古い歴史があり、その地形やお祭りなど個性的で豊かな魅力ある地域文化があります。これらにさらに広く人々と共有できる芸術を組み合わせることで、宇和島内外に繋がりやすく興味を喚起し来訪の機会を作る試みとして、宇和島駅近くのJR四国宇和島機関区にて2020年より二年間展覧会を開催しました。愛媛県内を始め関西や関東、九州等から各回10日間で平均900人の来訪者があり、これからの展示が期待されました。
目指すこと 二年間続けることで認知され始めた展覧会事業の一層の充実と定着を図ると共に、文化芸術と地元の手仕事をつなげ、人々の交流と創作の場として活躍する拠点をつくります。宇和島らしさを活かし広く世の中に伝える環境を整え、この地域とその他の人・地域との交流を深め促進させます。
これから 整理対象として売却対象となったJR四国宇和島機関区。宇和島の出入口のであるこの一角を建物ごと借り受け景色を保存しながら、宇和島の顔に人々が集う施設として再生させることを始めます。この場所以外でも市内の空き建物を再生活用し、新しい仕事作りと人づくりで、地域の活力増加に貢献します。
引き継ぐ敷地と建物、使い方
扇形車庫の空間をくぐり原っぱに抜ける大きな門のような存在となり、
門の前は人々が気軽に日常的に交流する場として、
扇形車庫の、日常にはないスケール空間を体験することで解き放たれ、くつろぎを誘います。
ギャラリーのある公園として市民に開きます。
建物は安全に使用できるように専門家を交え補修・改修を行い活用する計画です。
扇形車庫を通り抜けた原っぱのイメージ
寄付ご支援のお願い
丸山を借景にした桜並木と扇形車庫のある景色の更地化を止め、再生活用に利用するためにJR四国から借り受ける予定です。
また、この借り受けができないと、日本国内でも貴重な扇形車庫と転車台、その敷地の自然が更地化され、宇和島の歴史深い景色が消えてしまいます。
この景色と建物たちを文化・歴史的継承物として継承し、多くの人々が憩い交流できる場所へと再生活用することで多くの人々が「古いもの」とこれからも一緒に暮らしていける場所が実現され、日本全国でこのような問題解決の大きな一歩となると信じて取り組んでいます。
この宇和島のかけがえのない景色がこれからも人々の傍にい続け、人々の第二の居場所として親しまれる場所へと生まれ変われるよう、そして皆さまとこの場所でお目にかかれますよう、皆さまの深いご理解とご支援をお願いいたします。SNSでも是非ご拡散いただけましたら大変うれしく思います。
床下土風
代表 新津保 朗子
ご寄付受付
ご寄付
・金融機関振り込み・
口座名義:シャ)ユカシタツチカゼ
指定口座:
宇和島信用金庫 本店営業部支店 普通口座 0642508
伊予銀行 宇和島支店 普通口座 3863841
愛媛銀行 宇和島支店 普通口座 6721338
・クレジットカード決済・
お手続きは こちら
*只今「協賛」新規のお申し込みはお受けしておりません。(2022年11月12日)
以前にお申し込みいただきました分につきましては、
お申し込み内容をそのまま引き継がせていただいております。
ご報告
(2022年11月12日)
いつも温かな応援をありがとうございます。
その後、こちらのプロジェクトは現在は地元宇和島や愛媛県の皆さま方と共に
継続性のある運営と体制を固め、契約締結実現に向けて取り組んでおります。
みなさまからお預かりしております協賛・寄付金はそのまま引き継ぎ、
お披露目が実現するよう日々励んでおります。
なかなかご報告ができずに心苦しい状態ではありますが、
これからも応援をどうぞよろしくお願いいたします。
(2022年9月11日)
たくさんの方々よりご支援、応援を頂きましたことを心よりお礼申し上げます。
今年6月末までに6000万円には満たなかったためJR四国との契約には至りませんでしたが、ご支援と高い関心を各方面からいただきましたことから、当面建物の除去・更地化は行わない意向をJR四国からいただくこととなりました。
改めて新年度前後の契約締結に向け、公益的事業として長期的に行うにふさわしい体制づくりと事業計画を整えることとなりました。これまでの契約条件の、工事費を敷金として預けることにはなくなりましたが、事業体制の強化準備などで引き続き事業資金が必要となっております。今までにご支援いただきましたご寄付・ご協賛を、この事業資金として大切に活用させていただくことをご理解いただけましたら大変ありがたく思います。
引き続き温かい応援をよろしくお願いいたします。
< 引き続きご寄付、ご協賛は受け付けております。お手続きはこちら >
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